ベルリン・ブランデンブル国際空港

ベルリンは2020年10月31日に新国際空港がオープンし、メインゲートだったテーゲル空港(TXL)は11月8日、東の玄関口・シェ―ネフェルト空港(SXF)は10月25日に閉鎖されましたのでご注意下さい。

 


基本情報

 

名称:ベルリン・ブランデンブル国際空港 / Flughafen Berlin Brandenberg

空港コード:BER

住所:Willy-Brandt-Platz 12529 Schönefeld

開港:2020年10月31日

公式HP:https://ber.berlin-airport.de/de.html

 

ターミナル1:メインターミナル

ターミナル2:LCC用ターミナル

ターミナル3-4:未開港(計画中)

ターミナル5:旧シェーネフェルト国際空港、LCC用 

*ターミナル3は2030年竣工予定で竣工後にターミナル5は閉鎖の予定

 


交通(空港⇔市内)

 

新空港は地下に鉄道の駅が出来ました。

 

FlughafenBER-Termina 1-2

FlughafenBER-Terminal 5

 

名前はそのまま「ベルリン空港ターミナル○駅」です。

1-2駅はS-Bahb(市内電車)及びDB(中長距離列車)が停車、

1-2駅⇔ベルリン中央駅はS-Bahnで約40分、DBで約30分となります。

5駅は当面S-Bshnのみの乗り入れとなります。

そのため5駅利用でDBに乗りたい場合は、1-2駅で乗り換えが必要となります。

1-2駅⇔5駅は徒歩も可能で約10分ほどですが、大荷物があると楽ではありません。

20-30分ほどの余裕を持ちましょう。

 

 

空港に乗り入れてる公共交通機関(2020年11月22日時点)

S-Bahn:S9、S45

DE:FEX、RE7、RB14、RB22

BUS:X7、X71

タクシー利用

新空港は電車が充実したのでタクシーを使わなくても移動は簡単ですが、

初めての土地であったり夜遅く到着したとか、高齢の同行者がいる場合は電車は大変。

タクシーの場合、空港から中心部まで約30〜40分、50€ほどです。

なお、スーツケースなどの大きな荷物がある場合、1個当たり1€の追加料金があり、

この他にも空港⇔市内の片道利用の場合に0.5€、カード払いの場合は1.5€の追加はあり

これらはぼったくりではなくベルリンタクシーの正規料金となります。

また、タクシーはチップ(10~15%)も必要です。 到着したてでバタバタしてる時は

チップに慣れてない日本人はチップの計算まで頭が回りませんが、ざっくり端数切り上げで。

お札を渡して「おつりはいらないよ」が一番シンプルで簡単なやり取りです。

もちろんその時に支払う金額と渡す札の金額にもよりますが・・・。

 

タクシー情報はコチラもご覧ください。

 


ベルリン・空港の歴史

 

ブランデンブルク新空港は2009年から工事が始まり、当初は2011年開港予定で、なんと9年遅れての開港となりました。空港のメイン部分は2011年には完成しましたが、設備点検で問題点が見つかったのを皮切り(?)に、その後あれやこれやと続々不備不足が見つかり、こんな大規模な建設事業でそんなことあるの?というほど、そんな繰り返しで開港は度々延期され、2017年12月に「2020年10月開港」と発表されました。この時点でベルリン市民の大半が「どうせまた延期になる」と思ってましたし、私もこの時ちょうどドイツにいて「ふーん」と信じていませんでしたが、発表通り開港となりました。

 

元々近年のベルリンには中途半端な規模の空港が3つもありました。

 

 

テンペルホフ空港(THF)

1923年に開港。ヒトラー政権下、ターミナルビルが改修され当時は世界一を誇る規模の建物でした。第2次世界大戦の際は軍事飛行場となり、冷戦中は「ベルリン大空輸」の舞台ともなった、歴史的に非常に意味深い空港です。当時は十分な規模でああったものの近年航空機の大型化で滑走路の長さが足りずどんどんテーゲル空港へシフトされ減便。赤字経営と新空港建設の話が重なり閉鎖案が出た時は多くの市民が反対し、2008年4月に市民投票が行われた際は反対票が過半数を占めましたが、投票率自体が非常に低かったため予定通り閉鎖が決定、同年10月31日に閉港となりました。現在テンペルホフ空港跡地は広大な市民公園となり、滑走路もそのまま残っているのでジョギングや自転車、ローラースケートを楽しむ人が多く訪れています。また空港ビルの方は、有料のガイドツアーなどで中に入ることが出来ます(普段は勝手には入れません)。

シェ―ネフェルト空港(SXF)

1934年に開港。新空港はシェ―ネフェルトの隣です。3つの空港より前に、1909年にドイツ初の飛行場としてヨハニスタール飛行場(1925年に運用停止)が開港しており、第二次世界大戦中はソ連軍に占領されていましたが、その後ソ連軍が拠点をシェ―ネフェルト空港に移しアエロフロートが就航。その影響で東欧・ロシアからの離発着がメインの空港となりました。シェ―ネフェルト空港がある場所はベルリンの郊外で土地も広く滑走路を伸ばすことが出来ました。そのため新空港もここに作ることとなりました。新空港の第5ターミナルとして形としては残っていますが、「シェ―ネフェルト空港」という名称と空港コード「SXF」は廃止されています。また、まだ建設中の第3・4ターミナルがあり、こちらが動き出すと第5ターミナルは閉鎖となります。閉鎖した時に混乱しないように一番遅い「5」というナンバリングになったのですね。。ちなみにこの空港には東西ドイツ統一の直後に日本からもJALが乗り入れを始めました。当時は日本からの観光客も増えるだろうと思ったのでしょうか、クーダムには三越(デパート)も出来ましたが、思ったほど日本からの訪問者は増えずJALも三越もあっという間に撤退しました・・・。

 

テーゲル空港(TXL)

1948年、冷戦中の西ベルリンにテーゲル空港が開港。なんとわずか49日で滑走路が出来上がったらしいですが、ベルリン閉鎖中で物資を運ぶために急を要していたということもあります。当時としてはヨーロッパ最長の滑走路で、東西統一後国際線の乗り入れが急増した際にシェネフェルトよりテーゲルに多く就航し、閉港されるまで「ベルリンの空の入り口」として活躍してきました。空港拡張の話もなかったわけでなはく、年々空港の周りも住宅街が増え、滑走路を増やしたり延ばしたりすることが難しくなり、シェネフェルト空港に手を加えようとなった次第です。テーゲル空港は今年コロナの影響で急遽6月に前倒し閉鎖の話が出て、世界中のテーゲルファンを驚かせましたが、結局この話は見送りとなり、予定通り118日を以て歴史に幕を閉じました。

 

日本からの旅行者の大半がテーゲル空港を利用されたと思います。良くも悪くも首都空港とは思えないコンパクトさ。慣れてくるとこのサイズが便利で無駄な動きがなく楽でしたし、あの独特な六角形のターミナルにも愛着がありました。ホテルの多い主な繁華エリアへもバスで簡単に向かうことが出来て、私の定宿もそのバス路線沿いに近かったので非常に便利でした。正直、大きなスーツケースを持って電車を乗り換えたり駅の階段の上り下りしたりすることを考えると怪訝な気持ちになりますが、初回は「どう移動するのがいいか?」を検討するのも楽しみの一つにしたいと思います。