塩原温泉へ行って来た!

2020年1月5日

今回私が訪れたのは塩原温泉郷の中でも元湯と呼ばれる地区で塩原でも一番奥にある「秘湯」エリア。JR那須塩原駅からJRバス関東で終点の塩原温泉BTまで約70分、更にここからは旅館の送迎バスで約20分。バスターミナル近くにもたくさんの旅館がありますが、元湯エリアはさらにこの先。道路もこれら3つの宿で行き止まりで、旅館までの道のりもとにかくすごい!一山越える感じで上がって降る。その道はいろは坂状態だし、外灯もないし、道の片側は急斜面。特に冬など道路が凍結すると更にスリルが(笑)。

塩原温泉郷は日光国立公園内であり、紅葉が有名。紅葉シーズンは観光客で道も大渋滞だそうですが、確かにこの風景が紅く染まればすごいなーと思いました。それくらい山と川のコントラストが最高。紅葉でなくても迫力を感じるし、日々余裕のない東京で生活してる身は十分癒されます。


蕎麦最高!


初めての土地でしたので食いっぱぐれないよう「美味しそうな蕎麦屋」だけ探しておきました。バス路線沿いなのでちょっとした食堂はいくつかありましたが、味が期待出来そうな蕎麦屋は2軒。三條屋と遊蕎です。どちらも終点バスターミナル一つ手前の「塩原門前」から徒歩1〜2分。とりあえず塩原門前で降りてすぐのところにあった遊蕎に入る事に。

この天ぷらは?なんと「餅」です、揚げ餅なんです。餅好き(私)にはたまらない一品、迷わずこちらを選びました。衣に何やらうっすら隠し味?とにかく美味しい!!そして餅3個!お腹も一杯になりました。もちろんお蕎麦も良し。コシがあり程よい硬さ。この蕎麦屋が近所にあったら通います(笑)


で、翌日にチェックしていたもう一軒の方、三條屋を訪れたのですが、タイミング悪く団体?で満席!この時塩原は吹雪いてる状況で、こんな寒い中並びたくない!お腹も空いた!昨日の美味しい蕎麦屋はすぐに入れるのかなー?となり、偵察に行くと人数分の席が空いてて即決。しばらくしてほぼ満席になったのでタイミングが良かった。大晦日の昼時だったので、前日に比べて人出も多かったようです。


2日目は十割蕎麦と単品の揚げ餅。こちらの十割蕎麦もまた美味しい!十割蕎麦はつなぎがなく「ブチブチ切れる」事から年越蕎麦には十割蕎麦が良い(縁起担ぎ)とされてます。こちらの十割蕎麦は蕎麦の香りはもちろん、歯応えも最高。しっかり噛み締め、今年の悪いモノを切り、来年も頑張る!という気持ちに。単品の揚げ餅は天ぷらつゆが付いてます。昨日と違いサクサク感を味わえましたが、とにかく美味しかった!

場所が場所なだけにこの蕎麦だけのために行くのは難しいですが、塩原へ行くなら絶対寄りたいお店です。


そば処 遊蕎
★★★★★
栃木県那須塩原市塩原683-4
0287-32-2262
塩原門前のバス停からすぐ
営業時間:11:00-15:00 日曜定休日

景色も最高!


川と山なので吊り橋がたくさん。大小様々な吊り橋がありました。

こちらはバスターミナルからすぐの所にある「紅の吊橋」。橋としては小さい方ですが、ほっとする風景です。橋手前に「もの語り館」という建物があり、1階が野菜直売所(時間限定)、足湯、お土産物屋があり、2階はカフェレストラン「洋燈」があります。旅館の送迎バスの時間まで約2時間あったので、遊蕎で昼食を済ませ、バスターミナルまでぶらぶら、バスターミナル手前にある紅の吊橋を見物しカフェで暖まる、というのにちょうど良かったです。

対岸には無料の野外温泉がありました。どんな温泉か見に行きましたが、入浴中の方々がいたので中は遠慮しました。


塩原で一番大きな「もみじ谷大吊橋」。全長320m、橋を渡るには有料(300円)ですが渡る価値あり。この日は快晴で素晴らしい風景を観ることが出来ました。

 

ダムの手前で川幅も大きく、まるで湖みたいです。橋にいると分からないですが、塩原街道から見下ろす位置にあり、そちらからの眺めも良かったです。

この日は快晴だけどとにかく風が強く、そのせいか分かりませんが結構揺れたため、若干高所が苦手な同行者はここで引き返しました。
ちょっと分かりにくいのですが、山中腹に虹が。あ、虹だ、と思わず呟いたら近くにいた人が反応し、連れに伝えて虹だ!虹だ!の大騒ぎに(^^;

スイーツも美味しい!


前出のカフェレストラン「洋燈」。寒くて送迎バスか来るまでの時間潰しのつもりで期待せず入りました。正直、観光地にありがちな見た目と値段だけ立派な店かと。偏見の目で見てごめんなさい、と言いたいです。

塩原到着初日はチーズケーキを頂きましたが、ん?あれ!?と思う味。同行者が選んだモンブランも一口頂きこれまたあれあれ!?めっちゃ美味しくないか?!値段もコーヒーが付いて720円!見た目から一切期待してなかったので写真も撮らなかったくらいなのに。

次の日も観光を終え旅館へ戻る前に寄りました。同行者達も「ケーキ美味しかったからまた食べよう」とノリノリ(笑)。栃木はイチゴシーズン真っ只中で、私は季節限定イチゴミルクを頂きました。

 

見た目は昭和懐かしイチゴミルクな感じですが、いざ飲んでみると中にもイチゴの果肉がたくさん!!この日も美味しく頂きました。

こちらのお店も川沿いなので眺めが良いです。


カフェレストラン洋燈
★★★★☆
栃木県那須塩原市塩原747
電話 0287-32-4000
http://www.siobara.or.jp/lamp/
塩原温泉BTから徒歩2分
もの語り館2階




メインは温泉


冒頭にも触れましたが、宿は本当に山奥(笑)。東北新幹線の那須塩原駅からJR関東バスで1時間ちょっと、終点の塩原温泉BT(バスターミナル)まで、ここから旅館までは送迎バスかタクシーで約20分です。かなり上り下りがあり最後はいろは坂急のくねくね道、歩くのは山登り感覚でないと無理かと・・・。この「奥地」に3つの宿があり、その中の「元泉館」に滞在しました。元湯の宿は全て硫黄泉です。

*外観写真は借物です。
とても大きな旅館ですがかなり古くバリアフリーとは無縁の造り。宿中硫黄臭が漂ってますが、中にいると慣れてしまいます。浴場は男女それぞれ大浴場と檜風呂、時間で変わる岩風呂と3ヶ所があります。大浴場のみ日帰り利用可能です。全て温度は42度という案内でした。

檜と岩風呂は宿泊者限定。浴場は小さく、洗い場も2人分しかありません。脱衣所も暖房がないので寒い!!慌てて脱いで入りました(笑)。脱衣所から浴室は微妙に階段があり、また浴槽が深いのでお年寄りには少し入り難いかもと感じました。岩風呂は出たところに飲用温泉水がありました。冷たいので風呂上がりに一杯どうぞ。

大浴場は広々しており脱衣所から浴室は段差なく、浴槽も段々があり入りやすいです。日帰り客も利用出来るため、日や時間によっては混んでるかも。大浴場には露天風呂がありましたが、雪が降るほどの外気の低さのせいかお湯がややぬるく、芯から温まれませんでした。残念。

小綺麗がウリの旅館と違い、ひたすら秘湯を提供するのみの宿。その点だけ注意(覚悟)して下さい。秘湯感は一杯なので、秘湯好きにはたまらないかも(笑)。





食事が豪勢!

食事は豪勢!結構なボリュームで、美味しかったです。私は好き嫌いが多く、実は旅館などの食事は全体的に苦手。でも令和初の年末年始!なので(なんのこっちゃ)大人の対応で本当に嫌いな食材以外には全て箸を付けたのですが、どれも美味しかったです。

初日だけ追加メニューでA5ランクとちぎ和牛ステージを食べました。油が多く見えますが、肉からこれだけ油が抜けてるので食べやすく、柔らかくてとっても美味しい!日帰りの食事付プランでも提供されています。


豪勢なのは夜だけではありません。朝は小鉢攻め!色んな物が少しずつ、どれもご飯が進む味です。ご飯は普通の白飯かお粥か選べます。お粥は温泉水で炊いているのでちょっとクセがあり好き嫌いが分かれるかも。写真に写ってないけど、温泉水の湯豆腐とベーコンエッグもあります。基本的なメニューは毎朝同じでしたが、元旦はミニお節、元旦と2日は味噌汁のかわりにお雑煮が振る舞われました。デザートのレモンゼリーが見た目に反して美味!こちらの宿の食事は良い意味で色々裏切られっぱなしでした(笑)。


チェックイン時にプレゼントされる温泉水の顔パック。しかも元泉館オリジナル。お土産コーナーにもあったので3枚購入。ミストも塩原温泉の物で一緒に購入しました。


秘湯の宿 元泉館
★★★★☆
栃木県那須塩原市湯本塩原101番地
電話 0287-32-3155
https://gensenkan.com
那須塩原駅からバスで終点の塩原温泉郷もBT、
バスターミナルから旅館の送迎バス、
またはタクシー(約20分、約3,000円)


塩原温泉郷の現状


しかしこの有名な塩原温泉にも危機が迫っています。塩原温泉郷一帯は一昔前はとにかく賑わっていました。確かに通り沿いには沢山の飲食店や旅館がありましたが、現在はシャッター街状態。営業してるのか分からない雰囲気、周りを歩く人の姿もまばら。写真の辺りは温泉まんじゅうや和喫茶店がありまだ人の気配がある方。。

通りから一本裏やちょっと高いところへ目を向けると、営業しているか分からない旅館がたくさん。通りから見える部屋のカーテンがビリビリに破れてたりして「あー営業してないのか。。」と分かる有り様。逆に外観は人気ナシなのに営業中でビックリな宿も。

住居と兼ねてる旅館や商店は閉店後も人の気配がありきれいだけど、明らかな「空き家」も多く、最近よく聞く温泉街を中心とした「ホテル廃墟問題」が心配です。

全国各地に“廃墟ホテル”が800軒以上とも!?
2019/05/31 FNNのサイトより

私見ですが、元泉館も昔は大繁盛していた大宿で、塩原の温泉客激減の波を受け経営も楽ではなく、贅沢な設備改修は行えなかったのかな、と。しかし、集客UPを目指してJR企画の地温泉に加盟したり頑張ってて、そしたら急に客が増えて既存スタッフだけで追いつかない!みたいな状況に感じました。

でもフロントにいた女将さんらしき方、そのお母様らしき方、滞在中私達の部屋を担当した食事係の女性、年末年始アルバイトと思われる若い女性、みんな良い人達でした。これから繁盛してスタッフも増えて施設が少しきれいになれば人気の宿に返り咲くかも知れませんね。

自然も多く良い湯が出ているこの地が、また賑わいを取り戻して欲しいです。